新・篠村商店な日々

管理人1が綴る、篠村商店な日々です。 廃棄物問題、環境問題、会社で起こった事など書き綴っております。

分別自動化

最近話題で多いのが若手の人手不足です。
行く先々で問題視されています。
今すぐ大きな問題にはなりませんが、5年後、10年後と時間が経つにつれ後継がいないという事態になります。
働くスタイルが多様化した現在ですが、担い手が無い未来ではこのスタイルは良かったのか問題になるでしょう。

そんな問題を解決してくれそうな手段の一つに「自動化」があります。
自動化と言うとかっこいいですが、ロボットや機械が人間の代わりに作業を行うということです。
システムさえ構築してしまえばそれを保守、管理していくことで作業を行うことが可能です。
年をとる人間とは違うため、まったく別のアプローチで事業を行えます。
職人技やノウハウなどがデジタル化されれば、熟練という工程を経ずして一流の作業を行えるわけですから、人と比較した場合、大きなメリットが多く存在します。

一本の動画を見ていただきのですが、


Recycle AI

ロボットが自動でゴミを分別してくれます。
しかも見た目はシンプルな装置です。
判断はAIが行っています。
AIはクラウドデータを元にゴミの種類を判別します。
結果はデータとして蓄積します。
すると蓄積したデータを元に、更に精度が高い分別ができるようになるのだそうです。
経験から学ぶ人間と同じですが、人間には寿命があるため永遠に進化可能なAIには太刀打ちできそうにもありません。
このような動画を見ていると、近々、人手不足ではなく、機械に職を奪われる時代になることが確信できます。

このリサイクルロボ、当社では今すぐ欲しいです。
くれないかな・・・。

豊島産廃処分、完了する。

2017年度となりました。
3月はいつにも増した早さで終わりました。
やっと暖かさを感じられる季節になり、桜の開花が待たれる日々です。

桜は毎年春になればやってくるのですが、17年待ちわびたものが先日完了しました。
国内最大の不法投棄、豊島産廃が3月28日に島外撤去が完了しました。
害調停成立から17年、長い道のりと苦労があったことと思います。
それだけに桜の開花以上に住民の皆さんは待ちわびたことと思います。

豊島産廃事件、有名だけど概要をご存知無い方のために簡単に説明すると。

香川県小豆郡土庄町に「豊島」という島がありました。
自然豊かな綺麗な島だったと聞きます。
1960年代、土地を所有する業者が水ヶ浦の土砂を採掘するようになります。
採掘後の跡地に有害産業廃棄物処分場を計画しますが、地元住民の猛反対を受けます。
そこで業者は、「無害な廃棄物を利用しミミズを養殖」という事業で許可を取ります。
ところが許可を得た業者はあろうことか不法投棄をはじめます。
更にフェリーとダンプカーが連日、島にゴミを運び込み不法投棄が加速されていきました。
野焼きなども行われ、地元住民にも健康被害が広がる事態になったそうです。

1990年11月、業者は遂に摘発されます。

我慢の限界を超えた地元住民は国の公害調停を申請します。
しかし県の責任を問う住民側に中々納得しない県との間で調停は長期化しました。
それから10年後の2000年6月6日、公害調停で知事が謝罪、原状回復の合意で調停が成立しました。
実に37回目の調停でした。

それから17年後、やっと廃棄物の撤去が終わりました。
廃棄物の撤去が終わっただけで、原状復帰にはまだまだ程遠い状況です。
廃棄物の不法投棄が開始されてから約50年経って、廃棄物の撤去が完了です。
現状復帰までいれると1世紀近い時間が掛かるということです。

保つのは難しく、壊すのは容易いことが身にしみます。

電子マニフェストさらに値引き

電子マニフェストが値下げとなります。


平成29年度料金値下げ (JWNET 日本産業廃棄物処理振興センター)
http://www.jwnet.or.jp/jwnet/H29ryokinnesage.html


4月1日から利用料金区分を変更、一部料金が値下がりします。
今回の値下げは、少量排出者をより多く取り込みたいという期待からの値下げなのでしょう。
B料金の基本料金2,160円→1,944円となります。

216円、10%引きですね。
使用料も値下がっています。
元の値段が値段だけに、ものすごくお得感は感じません。
収集運搬、処分業者はさらに恩恵は少なく、こちらの年間基本料金12,960円を値下げてくれないかと期待しちゃいます。
運搬、処分両方だと12,960×2=25,920円もします。
セット割とか設けて欲しいです。

今回の値引き、チラシまである力の入れっぷりですが、気になるのが一体どれくらいお得になったのかです。
検証してみましょう。


①排出事業者 B料金 使用件数90件の場合

基本料金 2,160 → 1,944  216円お得
使用料金 777.6 → 0    777.6円お得

合計993.6円の値下がり


②排出事業者 B料金 使用件数1,199件の場合

基本料金 2,160 → 1,944  216円お得
使用料金 36,709.2 → 23,954.4    12,754.8円お得

合計12,970.8円の値下がり

年間1000件程度の使用をされている排出者は、値下がりを感じることが出来ると思います。
年間1000件も使用する排出者が、果たして少量排出者なのかは疑問ですが。

しかし、紙マニフェストが100枚で2,500円、1枚25円程度ですから、年間90件以下の排出者にとっては、今回の値下がりで基本料金1,944円のみの電子マニフェストを利用したほうが安いということになります。
もちろん、電子マニフェストを利用するにはネット環境やパソコンのような入力端末が既存であればの話ですが。
今まで、電子マニフェストはある程度年間使用する排出者じゃないと恩恵を受けづらいという問題が解決したと思います。

さて、これで利用者数は一気に増えることとなるのでしょうか。
当社的には今回の料金値下げの恩恵を受けれなかった点と、そんなことよりUIの見直し等を含めたアップグレードを願うばかりです。

プラスチック使用禁止

昨日、今朝と雪が降っております。
もう雪は降らないだろうと高をくくっておりましたが降りました。
幸い、道路に雪が積もることも無く、雪かきが必要なほどではありません。
寒いは寒いですが。
地面に到達するとあっという間に融けてしまう雪を見ると、春も近いと感じます。

タイトルですが、インドのお話です。
インドの首都デリーでプラスチック製品の使用を全面的に禁止すると国家グリーン審判所が法律を公布しました。


All Forms Of Disposable Plastic Banned In Delhi-NCR! ( Indiatimes.com)
http://www.indiatimes.com/news/india/all-forms-of-disposable-plastic-banned-in-delhi-ncr-270237.html


リンク先、英語なので良く判りません。
説明を見てみると、「毎年880万トンものプラスチックごみが海洋投棄され、うち6割はインドからとされています。更に、インドではプラスチックごみ焼却による大気汚染進んでおり、WHOの調査によると中国、アメリカを抜いて世界で一番大気汚染された国であると判りました。」
これを受けて、2017年元日から首都デリーで使い捨てプラスチック製品が全面的に禁止となりました。
なぜ首都だけかと言うと、首都周辺に3箇所の廃棄物発電焼却所があるのですが、これら施設から発生する煙が主に大気汚染の原因であるためです。
自然界で分解されにくいプラスチック、大気汚染だけではなく海洋生物にまで影響を及ぼしています。
プラスチックごみの誤食が原因で年間約10万匹の海の生き物の命が奪われていると言われています。

プラスチックによる環境汚染、徐々にその深刻さが明るみに出てきたようですね。

国内でもプラスチックの処分に頭を悩ますこともあります。
プラスチックは自由度が高い素材のため、その種類や使用率、他の素材との複合品が多種多様に大量に存在します。
新しいプラスチックが続々と登場する中、処理に困るものも増えてきています。
また、一部有価物として動いているプラスチックのほとんどは輸出され、海外でリサイクルされています。
中には今回問題となったインドも含まれています。
ですので、これらの国々の汚染や規制強化は他人事ではありません。
そのうち、日本にも影響を及ぼすこととなるでしょう。

今は一般的なプラスチック、将来、珍しいマテリアルになる…なんてことがあるかもしれません。

カーボンプライシング

タイトルに書きましたが、「カーボンプライシング」。
正直、管理人知りません。
カーボンとか言っているので、二酸化炭素云々だということは判りますが。
ちょっとだけ調べてみました。

訳すと「炭素の価格付け」という意味の「カーボンプライシング」、炭素の排出量に価格付けを行うことなのだそうです。
で、なぜに炭素に価格を付けるのかと言うと、地球温暖化云々は全て二酸化炭素が悪くて水蒸気は関係ありませんよ的な見解の末、国を挙げて二酸化炭素を目の敵にした一連の施策の中で、”炭素価格”という考えが大きな意味を(税的に)持つようです。

排出量取引制度や炭素税を利用し、人為的に炭素の価格を高くすれば二酸化炭素の削減が促されるのではという目論見があります。
本音は、炭素に対して国主導のもとで価格を設定することで生まれる、様々なメリットを期待しているのではと見れます。
カーボンオフセットだ何だと取引される炭素は、投資対象にもなるでしょう。
価格が設定されることによって、数量だ排出量取引額だといった数字がきちんと管理されるでしょう。
何せ目に見えない二酸化炭素、理論値でしか排出量なんて算出できません。
実際に「うちの会社、今年は10tも二酸化炭素でたわ~」なんて判りません。
面倒な計算をして、「うわ!こんなに出てるの!?」と感じる程度です。
それが、「国内市場、現在の二酸化炭素価格は1kg当たり300円」なんて出るようになったら、各企業きちんと算出し管理する必要が出てきます。
また、二酸化炭素を沢山排出すると温対税という炭素税が掛かります。
加え、二酸化炭素の発生元となる石油・石炭などにも環境税という税が掛かります。
二酸化炭素の排出量を減らしたいと考えた場合、環境税を上げれば良いのでは安易に思いつきます。
しかし、原油などは市場価格の変動がありますので効果も変動します。
原油が高ければ高いハイブリット車が売れるけど、原油が下がると軽やコンパクトカーのようなお手軽価格の車が売れるしくみのようなものです。
そこで炭素について、国主体で値段を決めてしまえば排出量を抑えようという動きから設備投資も増え、税収も酒税やたばこ税のようにある程度見込めるようになります。

結果、税収が大きく見込めるわけです。

しかし、製鉄などの産業業界では大きな負担を強いられることになる点や、炭素税を逃れるため課税の無い国へ工場の移転が進むのではないかという懸念もあります。
何せ二酸化炭素云々のモデルは欧州ですので、大丈夫か?という思いもあります。

民間企業、そんなに馬鹿じゃありませんからね。
特に大手は素早く対応できますが、中小はそうはいかないので重税による疲弊が進みそうです。

テレビを見ていると、他のものにプライシングしろよと思ったりします。