家庭用コンセントを直流に ・・・なんぞそれ

鳩山首相の「温室効果ガス25%削減」発言に今後を憂いていた管理人ですが、世の中というのは実はものすごく早く動いているものだと感じる機会なのかもしれません。

この25%削減発言を受け、今後益々重要視される環境関連の取り組みですが、メーカーも早速研究を行い様々な案が出てきております。
その中で、家庭内の電化機器を現在の交流電源(AC)から直流電源(DC)に置き換えるという「家庭内直流化構想」というものがあるそうです。

交流を直流にすることが、なんで環境に関係するのか?

そんな疑問を感じた管理人、ちょいと調べてみました。

現在、皆さんのご家庭のコンセントは交流100Vの電気が来ているはずです。
でも、コンセントのまわりには黒くてごついACアダプターなるものが多く目に入ってくるはずです。
これは、パソコンなどの多くの電子機器は直流で動いているためで、交流を直流に変換するためにアダプターといった変換機が必要になるためです。

そもそも直流や交流ってなんだ?という方がいらっしゃるかもしれませんので、ちょいと補足説明を。
直流、交流の流とは何を指すのでしょう。
もちろん電気ですね。
この電気の流れが直なのか交なのかというのが違いです。
すなわち、直流は電気は常に一方向に流れており、これに対し交流は、電気の流れの向きが周期的に変わっているという違いがあるのです。

そこで、電子機器の多くは直流で動くんだから最初から直流にすればいいじゃん、なんで交流にしてるのよと、お嘆きの方がいらっしゃるかもしれませんが、直流はちょいとした癖というか性質があります。
直流の電気は電圧の上げ下げ、すなわち変圧が出来ません。
そうなると、家庭で使うための電圧を保つ必要があり、そのためには長距離の送電は出来ず発電所が大量に必要になってしまうのです。
その点、交流は変圧が自由にできるため、長距離の送電も可能になります。
更に、高い電圧は人体にとっても危険なものとなっており、家庭用にそのような危険なものを供給すること自体がとっても恐ろしいことなのです。
このような理由から、一般家庭への供給は交流が主流となっております。

話を戻します。
家庭に供給された交流を、電子機器で使用するために直流に変換するわけですが、この効率は70~80%くらいで、20~30%の電力が無駄になっております。
よく長時間ノートパソコンを使っていると、ACアダプターが熱くなっていたりしますよね、あれは電力の無駄が熱エネルギーとなってしまったことを表します。

そこでその無駄エネルギーを削除すれば、電気エネルギーの20~30%の無駄が削減でき、廻り回ってCO2も削減できるでしょってことなのでしょうか。

しかし、発電所から直流を各家庭に送るという構想は上記に書いた通り、ちょいと厳しいものとなっております。
身近に発電して、それで直流のものがあればいいのですが・・・

この「家庭内直流化構想」は、太陽電池や燃料電池など現在進めていこうという政策の延長線上にあるようです。
例えば、太陽電池で発電した電気は、家電品や電力会社に電気を売る場合インバーターを用いて交流に変換しています。
直流を交流に変換して、また直流に変換してなんてやっていれば当然ロスも沢山でます。
直流のままであれば、このロスが生じることがないのでお徳でしょ、ということなのかもしれません。
将来、交流発電は減少させ、太陽電池などによる直流発電を増やし、自分の家の電気は自分で賄うなんて構想があったとしたら、この「家庭内直流化構想」は現実味を帯びてくるのかもしれませんね。

ただ、ACアダプタを見てもらうとわかりますが、電子機器によって電圧が全然違います。
どの電圧に統一するか大いに問題になるでしょう。
また、高電圧は大変危険なものですから、その安全対策もかなり重要になるでしょう。

電気は怖いので触りたくない管理人にとっては、とっても難しいお話でした。
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