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原油安

今週に入り、冷え込みが強くなってきました。
雪も降り、昨日は今季初の雪かきを行いました。
暖冬とは言え、半そでで過ごせる訳では無く、例年より雪が少ないというだけです。

この時期、灯油代が気になるのですが、今年は原油安の恩恵を感じます。
ガソリン代もかなり値下がっており、下手すると100円切るのではと思ってしまいます。
これだけ長く原油安が続くのも珍しいというか、「油が安い」と実感できるのは何年ぶりでしょうか。

原油安の背景は、中国など新興国の景気後退と産油国の供給過多の関係から生じていると言われています。
世界的に見ても、鉱物資源消費が伸び悩んでいる現状では、投資にしても売買にしても原油に頼らざるをえない。
アメリカではシェール油田、イランも原油生産、さらにロシアやサウジも減産することなく生産しているものだから市場はダブついている状況です。
この状況で原油をガンガン消費するような国も現状では無さそうですし、しばらく出てきそうもありません。
ということは、しばらくは安値安定と考えて良いのでしょうか。

原油はピーク時、1バレル=140ドルでしたが現在は30ドルを切る勢いです。
いい加減底を打ちそうですが、じりじりとまだ下がりそうな気配です。
生活を考えると、原油安による恩恵が多い現代社会では原油安は歓迎ムードなのですが、必ずしもすべての人に当てはまる訳でもありません。

先物や元売りは大変です。
国内の場合、原油安になってもハイブリット車のようにエネルギー消費の少ないものが普及している昨今では、消費自体は大きく伸びないでしょう。
他にも困る分野もありますが、多くの工場で問題になってきそうなのが”プラスチックスクラップ”です。
現在、大量に発生するような工場ではその多くが有価物として販売されています。
しかし、1バレルが30ドルの現在ではリサイクルプラスチックを購入するよりも、バージン材を購入したほうが良いような状況です。
こうなると現在販売できているプラスチックも市場でダブつき、購入不可…廃棄物となってしまう恐れがあります。
現にプラスチックの種類によっては購入できないものも出てきました。
購入できなくなったプラスチックは、当然産業廃棄物となりますので廃プラ処理場にプラスチックが集まります。
こうなると場所によっては処理単価の値上げなんて可能性も出てきます。
担当者にとっては頭が痛い話になりそうですが、このまま原油安が続けばその可能性が高まってきますので、準備はしておいても損は無いかと。

世の中、シーソーみたいなもので一方が上がれば一方が下がると、全てが良いということは無いものです。
今年は原油に笑い、プラスチックに泣かされそうな年になりそうです。
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