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ツマアカスズメバチ

虫の季節です。
土曜日、庭の草むしりをしておりましたが、結構虫が居ました。
もう虫の季節なんですね。
環境省のHPで、スズメバチが~という報道発表があったので、新種か何かと思ったら外来種でした。

宮崎県日南市でのツマアカスズメバチの確認について(環境省)
http://www.env.go.jp/press/102524.html

今回、宮崎県で発見された「ツマアカスズメバチ」というのは、「特定外来生物」に指定された生物です。
この「特定外来生物」という言葉は、”外来生物法”で定めがあり、「外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定される。 特定外来生物は、生きているものに限られ、個体だけではなく、卵、種子、器官なども含む。」とあります。

国外の昆虫等生物は、船などに紛れ日本国内にやってくることがあります。
これら外来種がたまたま日本の環境に合い繁殖してしまうと、国内の生態系に影響を及ぼすだけでなく、人の健康、農林水産にまで影響を及ぼす可能性があります。
そのため、外来生物に関して規制があります。
その中で、こいつらが国内で繁殖しちゃったらヤバイ!というものを「特定外来生物」、実態がよく分かっていない海外起源の外来生物は「未判定外来生物」と指定され、法で取り締まっております。

今回のツマアカスズメバチは特定外来生物に指定されておりますから、それが国内の港付近で捕獲されと言いますから大変です。
既に国内で繁殖しちゃっているのか?という段階に進んでいるかもしれないからです。
昆虫は繁殖力が強いですから、あっという間に個体数を増やします。
飛んでる蜂を見て、「あ!ツマアカスズメバチだ!」なんて目の良い方なんていないと思いますから、知らないうちに大繁殖されてしまうわけです。
ましてスズメバチですから、獰猛ですし毒性も高いです。
国内の生態系、特に昆虫類に深刻なダメージを与えそうです。

さて、今回のツマアカスズメバチ、実は世界的に問題になっている蜂です。
肉食で非常に攻撃的な性格をしているこの蜂、好物はミツバチです。
この蜂のせいで、世界中のミツバチが深刻なダメージを負っております。
更に悪いのが生息域の拡大スピードがとても早いそうです。
元々原産地はインドネシア・ジャワ島でした、それがあっという間に分布がアジア全域に広がり、今ではフランス、スペイン、 ポルトガル、ベルギー、ドイツと生息域を広げています。
国内でも長崎県・対馬で繁殖し、養蜂業が甚大な被害を受けています。
このため、環境省としてはこの蜂を本土に入れまいと、必死の攻防の最中、今回、トラップに1匹が掛かったという訳です。

外来種の脅威で判りやすいのが、今や国内のいたるところの池や沼に住んでいるブラックバスやブルーギルです。
国内の在来種に代わり、今やこれらが食物連鎖の頂点に立ってしまいました。
昆虫の世界でも、これが起きる可能性が高まっているということです。

とは言え、相手は昆虫。
駆除と言われても素人だと却って怪我する可能性があります。
セアカコケグムなどのようにこういった危険生物をメディアは国民にしっかり伝え、一般の方は発見した際には最寄りの保健所などへ通報するに留めるのが一番だと思います。
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