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新・篠村商店な日々

管理人1が綴る、篠村商店な日々です。 廃棄物問題、環境問題、会社で起こった事など書き綴っております。

7000番台アルミ合金の悲劇

アルミニウムは添加される金属により様々な種類があります。
マンガン添加で3000系、マグネシウムを添加したものは5000系といった具合に、添加される金属によりアルミ合金は様々な性質を持つようになります。
様々な金属を添加して特徴を得られる反面、デメリットも特徴性を示すようになります。


その傷、腐食かも?iPhone6s/6s Plusの筐体がボロボロになる問題が発生中(iPhone Mania)
http://iphone-mania.jp/news-123653/


大流行のスマホといえばiPhoneですが、多くの方に使用されるからこそ様々な問題が発生します。
一部のiPhone6s/6s Plusの筐体で、腐食らしきものがが発生しているようです
問題の画像を確認してみると、確かに酸化しているように見えます。

まあ、金属ボディである以上、条件下によっては酸化は避けられないものだと思っていますが、現代社会では重要なツールであるスマホが錆びたとあったら一大事なのかもしれません。

iPhone6s/6s Plusのボディ、アルミ合金が使用されています。
樹脂系に比べ耐久性や見た目の高級感があるのが特徴です。
一方、成型の自由度や酸化腐食防止のためのアルマイト処理が必要となるため、コスト面で高いものとなります。
今回、問題になっているiPhone6s/6s Plusのボディは、7000系のアルミ合金を使用しています。
7000系の特徴は、「成分に亜鉛とマグネシウムを添加し、熱処理を行うことで現存するアルミ合金中最も高い強度を得ることができる。」とあります。
引っ張り、曲げ強度が高いアルミ合金ですので、スマホにはぴったりのアルミ合金ではないでしょうか。
しかし、強度はあっても耐食性に弱かったのでしょうか。

アルミは元来、耐食性に優れた金属だと言われています。
アルミは酸素と非常に結び付きやすい性質を持っているため、表面に非常に緻密な構造をした保護力の強い酸化皮膜が形成されます。
これが腐食を防止する役割をします。
この性質を利用して、人工的に酸化被膜を施すことをアルマイトと言います。
アルミ製品はアルマイトを施すことによって、耐食性に強いものとなるわけです。
酸化被膜はアルミの純度が高ければ高いほど均一で緻密なものとなり耐食性に優れますが、強度を増すため金属を添加された合金の種類によっては、この均一で緻密なアルマイト生成の邪魔をすることもあります。
今回、7000系という点で考えるならば、添加された亜鉛の割合によってアルマイトへの影響が大きかったのかもしれません。

その他、アルミを腐食させる要因としてpH値や温度、湿度もあります。
pH3~9の間は比較的腐食されにくいアルミですが、pH3以下になったり、9以上になると一気に腐食性が高まります。
同じく、表面温度や湿度によっても腐食性が高まります。
スマホを長時間利用するとバッテリー等の発熱により表面に熱を持ちます。
そのスマホを湿度の高いポケットや、汗をかいた衣服と接触させることにより腐食性が高まることがあるという訳です。

これからの暑い季節、スマホにとっても嬉しくない季節ということですね。
カバンや風通しの良い環境で使うのが吉のようです。

そんな環境でスマホ使うことのほうが少ないでしょうが。
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