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新・篠村商店な日々

管理人1が綴る、篠村商店な日々です。 廃棄物問題、環境問題、会社で起こった事など書き綴っております。

一般廃棄物→産業廃棄物

行政vs行政

たまに見ることの出来るバトルです。
双方の見解と、第三者の行政の判断が見もののバトルです。
結果はあまり興味ありませんが、なぜに政務を行っているにも関わらずバトルが生じるのか、行政はまとまった方向性が同じ意思であるはずなのに、まとまるどころか対立しちゃうところに多くの矛盾を感じつつも、背景なんかを色々想像して、「う~ん、仕方ないよね。」とか勝手に解釈して納得しています。
今回見つけたバトルも、内容は別として背景が非常に複雑であることが想像できます。


ダイオキシン灰:神戸で違法処分、市が撤去要請(毎日新聞)
http://mainichi.jp/articles/20160708/k00/00m/040/116000c


ことの発端は平成9年に発生した高濃度ダイオキシンが検出された大阪府能勢町のごみ焼却施設「豊能郡美化センター」(閉鎖)から出た焼却灰や汚泥。
何せダイオキシン濃度が基準値の20倍以上と言いますから、処分に相当のコストが掛かります。
豊能郡美化センターを運営していた豊能郡環境施設組合は、市内での処分を断念し全国的に候補地を探したようですが、どこの自治体も受け入れてもらえず。
発生から10年以上も経過し、ある事を思いつきます。

「一般廃棄物がダメなら産業廃棄物にしてしまえばいいじゃない。」

一般廃棄物は、法律では市町村に処理責任があり、市町村自らが行うのが原則です。
市町村でどうしても処分が出来ないような場合は、市町村長が民間業者などに一般廃棄物処理業の許可を与えることができます。
また、他の市町村にお願いする場合もあります。
いずれにせよ、一般廃棄物は一般廃棄物の枠内で処分を行います。
普通に考えると、産業廃棄物が解釈ひとつで一般廃棄物になったり、その逆にはなりません。
あくまで法律の上ではです。

ところが現実は法律で書いてあること以外も発生します。
結果、自治体レベルでローカルな解釈が加えられます。
例えばここらへんだと、苅草は一般家庭から出れば「一般廃棄物」ですが、企業から出る場合は「産業廃棄物」の木くずにしてくれと言われます。
細かいことは省略しますが、運用上だったり設備上の理由からということもあり、個人的には「仕方ないよね」と思っております。

話を戻しますが、汚染灰や汚泥を産業廃棄物として神戸市の産業廃棄物最終処分場に埋め立てた組合、これで一見落着と思いきや神戸市が大激怒。
「一般廃棄物なんだからルールに則って処分しろ!」と。
しかし組合側は、「一般廃棄物で処分できないから、産業廃棄物で処分して何が悪い!他の自治体でも産業廃棄物だと言われた!」と反論。
泥沼の状態になってしまいました。

管理人、別に法律家でも識者でもありませんので、法的には…とは言いません。
が、両方の視点から疑問がひとつづつ。

まず、発端である組合側。
事業活動が伴ってないのに、なぜに産業廃棄物だと判断したのか。
シンプルにここが意味不明です。

神戸市側。
今日日、越県で廃棄物を処分する場合、事前協議する自治体がほとんどです。
最低限、最終処分だけでもと思いますが、兵庫県はまさかのノーガード。
いつかこんな日がやってくることを想像できなかったのか。

結論はいかになるのか。
まあ、神戸市側が勝つと思いますが、相手も行政なだけに話はこじれることでしょう。
今回のケース、民間vs行政だったら一発レッドカードで終わりでしょうけど。

究極、ごみは安全に処分されればと良いのではないかと。
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