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エコキャップ

白くなりました。
今季初の白い世界ですが、それでも随分と雪の量は少なく、雪かき山脈が出来るほどではありません。
ただ、冷え込みは厳しいので、今後は降雪が増えてくるのではないかと思います。

コンビニなどのペットボトルのごみ箱の入り口に、キャップだけ別に回収されているのを見かけます。
当初は、キャップだけポリプロピレンという本体のペットとは別の種類のプラスチックのため、分けて回収しているのかと思っておりました。
きちんと分別されたプラスチックは、リサイクルできます。
採算は別の話ですが、買取してくれる業者はおります。
プラスチックは軽量のため、流通コストのほうが買取価格を上回ることが多く、見合わないことが多々あります。
そんな中、ペットボトルのキャップだけを大切そうに集め回収しているの不思議と感じておりました。

後に、ペットボトルのキャップを集め売却して得た利益を発展途上国の子ども向けワクチン代として寄付する運動、”エコキャップ運動”なるものがあることを知りました。
エコキャップ運動はNPO法人などを中心に行われ、全国的に広がりました。

プラスチックの有価売却にはいくつかの問題があります。
まず、キャップの材質ですが、先ほどポリプロピレンと言いましたが、ポリエチレン等他の素材のものもあります。
複数種類が混在してしまったプラスチックは、商品価値がとても低くなります。
分別するのにコストが掛かること。
分別したとしても、売却益<分別経費となるため採算がとれないことがひとつあります。
次に運搬コストです。
プラスチックはご承知の通り、とても軽い素材です。
大量に集めても、重量にすると大したことがありません。
売却益<運搬費となりがちなのが問題となります。
最後にプラスチック市場自体の不安定さです。
原油価格に左右されるプラスチック市場は、昨日まで売れていたプラスチックが今日から全く売れないなんてこと良くあります。
ですので、見通しが立たない市場でもある訳です。
原油価格が下がれば、流通コストを掛けて高くなったリサイクルプラスチック原料を買うより、バージン材を買ったほうがお得ってこともあります。

そんな大変な事業ですので、民間事業で行うのは至難と言えます。
ペットボトルのキャップだけ集め、かつ、慈善事業を行っているNPOはすごいねって話になります。


エコキャップ推進協、事業費の5割超を「身内」に還流(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASK1B5DPBK1BOIPE01P.html


と思っていたら、人の善意を利用して金儲けしていたわけですね。
日本環境経営大賞 環境価値創造部門 環境価値創造賞を受賞している裏で、せっせこ資金の横流ししていたんですね。
環境だとか資源だとか掲げ、全国の小学校や会社、民間の方に協力させ集めるばかりか、徹底した分別に回収コストまで民間持ちとし、甘いところだけ吸っていたことになります。

しかしながら、実は今に始まったことではなく、以前から巨額の運営コストが掛かっているということは言われていました。
勿論、何かを行えば必ず経費は掛かりますので、キャップの売却費100%そのまま寄付されるとは考えられません。
このような寄付行為全般に言えますが、全体の何%が実際に寄付されたのか公表する義務があると思うのですが、ほとんど無いという実態に個人的に首を傾げざる得ません。
例え、寄付した10%程度しか実際に寄付されないとしても、そのシステムを利用して寄付したいという方もいるはずですから、それはそれで問題ないはずです。
不明慮にしておくから問題になるのではと。


NPO法人エコキャップ推進協会のサイト
http://ecocap.or.jp/


とニュースになっても、何食わぬ顔でサイト運営がされている今日この頃です。
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