豊島産廃処分、完了する。

2017年度となりました。
3月はいつにも増した早さで終わりました。
やっと暖かさを感じられる季節になり、桜の開花が待たれる日々です。

桜は毎年春になればやってくるのですが、17年待ちわびたものが先日完了しました。
国内最大の不法投棄、豊島産廃が3月28日に島外撤去が完了しました。
害調停成立から17年、長い道のりと苦労があったことと思います。
それだけに桜の開花以上に住民の皆さんは待ちわびたことと思います。

豊島産廃事件、有名だけど概要をご存知無い方のために簡単に説明すると。

香川県小豆郡土庄町に「豊島」という島がありました。
自然豊かな綺麗な島だったと聞きます。
1960年代、土地を所有する業者が水ヶ浦の土砂を採掘するようになります。
採掘後の跡地に有害産業廃棄物処分場を計画しますが、地元住民の猛反対を受けます。
そこで業者は、「無害な廃棄物を利用しミミズを養殖」という事業で許可を取ります。
ところが許可を得た業者はあろうことか不法投棄をはじめます。
更にフェリーとダンプカーが連日、島にゴミを運び込み不法投棄が加速されていきました。
野焼きなども行われ、地元住民にも健康被害が広がる事態になったそうです。

1990年11月、業者は遂に摘発されます。

我慢の限界を超えた地元住民は国の公害調停を申請します。
しかし県の責任を問う住民側に中々納得しない県との間で調停は長期化しました。
それから10年後の2000年6月6日、公害調停で知事が謝罪、原状回復の合意で調停が成立しました。
実に37回目の調停でした。

それから17年後、やっと廃棄物の撤去が終わりました。
廃棄物の撤去が終わっただけで、原状復帰にはまだまだ程遠い状況です。
廃棄物の不法投棄が開始されてから約50年経って、廃棄物の撤去が完了です。
現状復帰までいれると1世紀近い時間が掛かるということです。

保つのは難しく、壊すのは容易いことが身にしみます。
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